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EC・通販の発送を軽貨物に委託するとき|宅配便との使い分け

ネットショップの発送は、出荷量が増えるほど「宅配便のままでいいのか」という判断が必要になります。軽貨物が効くのは近い・多い・毎日という条件のときです。どこで線を引くかを、具体的に書きます。

宅配便が向く場合・軽貨物が向く場合

条件向く手段理由
配送先が全国に散っている宅配便既存の全国網に乗せたほうが安い
1日の出荷が数件宅配便専用車を出すほどの量にならない
配送先が県内・近隣に集中している軽貨物1台でまとめて回れる
毎日ある程度の量が出る軽貨物コースを固定でき、時間が読める
時間指定が細かい軽貨物自社の都合で回り方を組める
同梱・検品などの作業がある軽貨物積込時にまとめて対応できる

多くの事業者にとって現実的なのは併用です。県外は宅配便、県内は軽貨物、と分けると、全体の送料を下げつつ近隣の納品スピードを上げられます。

量が増えたときに効いてくる差

出荷が増えると、送料そのものよりも周辺の手間が効いてきます。

  • 集荷時刻に合わせて全部を梱包し終える必要がある
  • 締め時刻を過ぎた注文は翌日出荷になる
  • 伝票の発行と貼り付けが件数分だけ発生する
  • 再配達の問い合わせが自社に来る

軽貨物で専用の便を組むと、積込の時刻をこちらの都合に寄せられます。締め時刻を後ろにずらせるだけで、当日出荷できる件数が増えることがあります。

出荷量の波にどう備えるか

EC事業でいちばん扱いが難しいのは、セールや繁忙期の山です。

状況軽貨物での対応
通常期固定コースで毎日同じ体制
セール・繁忙期台数を増やす、または便を分ける
急な大口スポットで追加の車両を出す
閑散期便数を減らす

この増減が契約時に決まっているかどうかが重要です。「繁忙期は増やせます」と口頭で言われていても、実際に台数を出せる体制がなければ意味がありません。何台まで、何日前の連絡で対応できるかを、数字で確認してください。

運べるもの・運べないもの

軽自動車の荷室に積めることが前提です。

区分扱い
衣類・雑貨・小物得意な部類
書籍・紙製品重量があるため件数で調整
精密機器・電子部品対応可能。緩衝と固定を前提に組む
常温の食品・飲料対応可能
常温以外の温度管理が必要なもの対応していません
危険物対応していません

詳しくは軽貨物で運べるもの・運べないものの記事をご覧ください。

置き配・時間指定・不在の扱い

個人宅への配送では、この3つの運用をどう決めるかで、再配達の件数と問い合わせの量が変わります。

  • 置き配:可とする場合、写真を残すかどうかを決めておく
  • 時間指定:受け付ける枠を絞るほど1台で回れる件数が増える
  • 不在時:当日再配達するか、翌日に回すかを事前に決めておく

ここを決めずに始めると、判断のたびに連絡が発生します。ルールを先に決めておくのが、結果として一番早く回ります。

同梱・検品などの作業

配送だけでなく、積込前の作業を含めて委託したいというご相談もあります。チラシの同梱、数量の確認、仕分けなどです。

対応できる範囲は内容と量によります。作業の内容・1件あたりの所要時間・発生する時間帯を教えていただければ、配送と合わせた形で概算をお出しします。

判断するために出していただきたい数字

  • 1日あたりの出荷件数(通常期・繁忙期それぞれ)
  • 配送先の都道府県別・市区町村別の件数
  • 現在の送料(1件あたりの平均)
  • 梱包が終わる時刻と、いま使っている集荷の時刻

この4つがあれば、「どこまで軽貨物に寄せると下がるか」を数字でお出しできます。全部を切り替える必要はなく、効く部分だけを分けるのが基本です。

概算は、5つ伺えばその場でお出しできます

運ぶもの・数量・エリア・頻度・時間帯。この5つが分かれば概算をお出しできます。 「軽貨物では向かない」と判断した場合は正直にそうお伝えします。相見積りの比較用でも構いません。

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