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鹿児島・九州で配送を委託するとき知っておきたいこと

九州、とくに南九州は地図上の距離と実際の所要時間が一致しない地域です。この前提を知らずにコースを組むと、時間も費用も読み違えます。鹿児島に本社を置いて九州4拠点で配送している立場から、実際のところを書きます。

地図の距離と、かかる時間が違う

分かりやすいのが鹿児島市と鹿屋市です。直線ではすぐ隣に見えますが、間に錦江湾があります。陸路で回ると大きく迂回することになり、フェリーを使う場合は便の時刻に縛られます。

同じことが県内の各地で起きます。山間部を挟む区間、半島の先端、離島。件数ではなく移動時間でコースを組む必要があるのが、この地域の特徴です。

見積りを取るときは、配送先の住所を市区町村まで出してください。「鹿児島県内」だけでは、1台で回れるかどうかが判断できません。

拠点をどこに置くかで変わる

enTrustは鹿児島(本社)・福岡・佐賀・宮崎の4拠点で動いています。拠点があるということは、その地域で代わりの車を出せるということです。

拠点主にカバーする範囲
鹿児島鹿児島市・霧島市・鹿屋市・薩摩川内市ほか県内全域
福岡福岡市・北九州市・久留米市ほか福岡県内
佐賀佐賀市ほか佐賀県内
宮崎宮崎市ほか宮崎県内

熊本エリアは鹿児島・福岡の両方から動ける位置にあります。

拠点から遠い地域は、走り始めるまでの時間(回送)が費用に乗ります。配送先が拠点の近くにまとまっているほど、単価は下がります。

県外へ運ぶとき

九州内であれば、軽貨物のチャーターで県をまたぐ配送ができます。ただし距離に比例して費用が上がるため、量が多い場合はトラック、少量・急ぎは軽貨物という使い分けになります。

条件向く手段
県内・少量・多頻度軽貨物
県内・大量トラック
県外・少量・急ぎ軽貨物のチャーター
県外・大量トラック
全国に分散・少量宅配便

本州方面への長距離は、九州内の集荷までを軽貨物が担い、そこから幹線輸送に載せる形が現実的です。

繁忙期の考え方

地域を問わず配送が混むのは年末と年度末ですが、九州では台風という要素が加わります。

  • 接近が分かった時点で、前倒しの出荷を検討する
  • 止まる可能性のある日を、あらかじめ双方で決めておく
  • フェリーを使う区間は、欠航時の代替ルートを決めておく

「台風が来たらどうするか」を契約時に決めていないと、当日になって連絡だけが往復します。止める判断の基準を先に決めておくのが、結果として損が小さくなります。

人手の状況

九州でも配送の担い手は不足しています。労働時間の上限規制が2024年に始まって以降、長距離を1人で完結させる形が組みにくくなり、その影響は地方ほど強く出ます。

委託先を選ぶときは、料金より先にその会社が何台動かしていて、代わりを出せるかを確認してください。1人の担当に依存した体制は、その人が辞めた時点で止まります。

enTrustは軽バン約90台から120台稼働へ増やす計画で、ドライバーの採用を並行して進めています。

見積りのために伝えていただきたいこと

  • 運ぶもの(品目・大きさ・重さ)
  • 1日あたりの件数と、月間の総量
  • 出発地と、配送先の市区町村
  • 頻度(毎日か、週何回か)
  • 積込の時刻と、納品の締め時刻

この5つで概算が出ます。地域の条件によっては「軽貨物では向きません」とお伝えすることもあります。相見積りの比較用でも構いません。

概算は、5つ伺えばその場でお出しできます

運ぶもの・数量・エリア・頻度・時間帯。この5つが分かれば概算をお出しできます。 「軽貨物では向かない」と判断した場合は正直にそうお伝えします。相見積りの比較用でも構いません。

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